ちと知り合いと「メイン《マナ漏出/Mana Leak(8E)》親和」について話したので、ついでに考えを整理するために、コラムみたいなのを書いてみたり。

「Mana Leak Affinity for Affinity?」

もはや、メタの中心ともいえるデッキに成長した親和ですが、大量のリセットが存在する現スタンダード環境。土地以外のパーマネントを展開するデッキである以上、やはり大量のリセットは避けたいワケです。
そこで、「どうせ青が入ってるなら、カウンターを搭載しよう」という発想は、ある種、当然ともいえる結果です。
《マナ漏出/Mana Leak(8E)》を積んだ親和デッキは、「Counter Sliver」と呼ばれるアーキタイプ、つまり、「クロックパーミ」という戦術をとるデッキに分類されるワケです。
このアーキタイプとしては、Blue Skies(Fish)・Counter Rebels・UG Madnessといったデッキが有名ですね。
ところで、これらのデッキには、一つの共通した構造があります。
「クロックを展開しながら、相手のスペルをカウンター出来る。」という構造です。
Counter SliverやBlue Skiesは、ピッチスペルのバックアップにより、タップアウトした状態でもカウンターすることを可能にし、Counter RebelsやUG Madnessは、インスタントタイミングでクロックを増大させることが出来ます。
しかし、親和にはそういった構造が存在しません。
つまり、クロックパーミ戦術を取るのが難しいデッキなのワケです。
例えば、《神の怒り/Wrath of God(8E)》をカウンターしようとすれば、先攻でも4ターン目から、後攻ならば3ターン目からU1を残しつつ動く必要があるワケですが、親和デッキにそれだけのマナの余裕はありません。土地を切り詰めているデッキであるため、2マナ浮かせるのは非常に困難です。

それでも《マナ漏出/Mana Leak(8E)》を使おうとするならば…

・《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MR)》の投入。
《物読み/Thoughtcast(MR)》で《マナ漏出/Mana Leak(8E)》を引きにいったり、《マナ漏出/Mana Leak(8E)》待ちのために、《物読み/Thoughtcast(MR)》が撃てないという状況を少しですが回避できます。
プレイング次第でも何とかなりますが、安定のためにも投入した方が無難ではないかと思われます。

・土地比率の増加。
《マナ漏出/Mana Leak(8E)》を撃つには、前述の通り、U1残したまま動く必要があります。また、青マナを安定して出すためにも、土地は20枚以上(青マナを供給出来る土地を7、8枚含む)入れるのが望ましいのではないかと。
しかし、土地の増加は親和の持ち味を殺しかねない側面もあるため、そこまでして投入するべきなのかも疑問が生じます。

この文章を書くにあたって、
KT-net!!のカワサキ氏の「System-Mania」
Mike Flores氏の「Finding the Tinker Deck」
を参考にさせていただきました。

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Sin

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