2007 四国最強位決定戦:Finals
2007年12月2日 Event Coverage.Finals: 土居内 康弘 (高知) vs. 柳迫 健太郎 (愛媛)
05年度四国最強位の栄冠を手にした事もある土居内。高知は元より四国内でも、
様々な大会で優勝経験を持つ強豪である。
今回は挑戦者である柳迫を下し、再び四国最強位の座に就くことが出来るのか?
Game 1
先攻の柳迫は力強くキープを宣言。一方、土居内は初手を確認すると、
中空を見つめて考えた後にマリガン。
マリガン後の手札も即キープとは言えないものの、守りきるプランが立ったのか、
それ以上はマリガンせず。
柳迫の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》から、ゲームはスタート。
そこからテンポよく、《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》とクリーチャーを連打する柳迫。
土居内も《傲慢な完全者》は《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》で打ち消し、
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》想起でカードを求める。
しかし、2枚目の《傲慢な完全者》が場に現れると、
《地底の大河/Underground River(10E)》からしか青マナが供給出来ない不運も重なり、
土居内のライフはみるみる少なくなっていく。
《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》で《熟考漂い》を吊り上げて
《ラノワールのエルフ》と交換するが、
柳迫はさらに《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》を追加して、クロックを緩めない。
カードは大量に引いているの土居内だが、手札を覗いてみると、
土地や《熟考漂い》ばかりで、除去の姿が見当たらない。
仕方なく《熟考漂い》で解決策を探しつつ、ブロッカーを確保するのだが…。
柳迫の手札から《不敬の命令/Profane Command(LO)》が放たれ、
ブロッカーがなぎ払われると、土居内のライフは0に。
土居内のSideboard:
+3《滅び/Damnation(PC)》
+1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
−2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LO)》
−2《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》
柳迫のSideboard:
+3《雲打ち/Cloudthresher(LO)》
+2《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
−4《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair(LO)》
−1《活力/Vigor(LO)》
Game 2
後が無い土居内、先攻という事もあり、満足のいく初手を手に入れたようである。
柳迫はマリガンして、6枚でのスタートとなった。
柳迫が《樹上の村/Treetop Village(10E)》から《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》と続けるが、
ここには土居内の《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》が飛ぶ。
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》想起で手札を補充した土居内は、
柳迫が呼び出した2体の《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(10E)》を、
《名も無き転置/Nameless Inversion(LO)》を連打して一掃。
そして《熟考漂い》を想起して、再び手札を補充する。
その後追加された《裂け目掃き》は《叫び大口/Shriekmaw(LO)》で除去した後に
《樹上の村》と交換される。2枚目の《樹上の村》も、アクティベイトした所で
《やっかい児/Pestermite(LO)》でタップされてしまい、《ボリアルのドルイド》は
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LO)》でカウンターと、
完全に捌き切った形に。こうなると、完全に土居内のペースである。
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》には、
《ウーナの末裔/Scion of Oona(LO)》で単体除去をケアしつつ、
《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》で対処。そして3枚目となる
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》をプレイし、ハンドアドバンテージをさらに広げる。
柳迫が起死回生となる《雲打ち/Cloudthresher(LO)》をプレイし、
土居内のクリーチャーを壊滅させるが、
返しで満を持しての《滅び/Damnation(PC)》が放たれる。
リセットの隙を突いて《樹上の村》で殴りつつ、
《傲慢な完全者》を追加して土居内のライフを2にまで追い詰めるが、残り2点が遠い。
エンドに《妖精の先触れ/Faerie Harbinger(LO)》で《やっかい児》を積み込まれ、
《傲慢な完全者》には《叫び大口》の金切り声が飛ぶ。
さすがにガス欠に陥った柳迫。もはや《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》と
《ボリアルのドルイド》を並べることしか出来ず。
土居内のフライヤーが襲い掛かると、
《不敬の命令/Profane Command(LO)》を引けなかった柳迫のライフは0に。
Game 3
先攻が柳迫に戻った最終戦。やはりマリガンを選択したのは土居内。
1ゲーム目を彷彿とさせる流れであり、土居内には喜ばしくないムードである。
柳迫が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》から
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》に繋げるロケットスタート。
土居内も今回は除去を引いており、《叫び大口/Shriekmaw(LO)》を想起でプレイし、
《傲慢な完全者》を墓地に。
3枚目の土地を置き損ねた柳迫は《ボリアルのドルイド/Boreal Druid(CS)》を追加するが、
これまでの試合と比べると、ドローが芳しくないようである。
何とかマナクリーチャー2体から《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》をプレイ。
ドローを進めるが、そこには土地の姿は無い。
これを好機と見た土居内は《滅び/Damnation(PC)》をキャスト。
柳迫からクロックだけでなく、マナソースをも奪い取る。
2マナしかない状態に追い込まれた柳迫。
何とか攻める形にしようと《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》を場に送るが、
土居内は《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》をプレイし、手札を増やしつつブロッカーを確保。
ようやく3枚目の土地を引いた柳迫、クロックを強化しようと《傲慢な完全者》を場に送るが、
これは土居内が《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》で吊り上げた
《叫び大口》で墓地に送り込まれる。
こうなると、いったん守りに入るしかない柳迫。《叫び大口》を想起でプレイし、
《熟考漂い》を墓地に送るが、そんな柳迫をあざ笑うかのように、
土居内の手札からは新たな《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》が現れる。
ドローがドローを呼び、手札が尽きないのがマネキンデッキの特徴でもある。
柳迫、土地を4枚揃えて《裂け目掃き》で《仮面の称賛者》を回収するが、
悠長に回している時間は無さそうである。
アップキープに《やっかい児/Pestermite(LO)》で土地を寝かされるが、
無事5枚目の土地を引き当てて《仮面の称賛者》を場に送る。
この辺りの勝負強さは、さすが決勝まで駒を進めてきたプレイヤーである。
しかし、2体目の《やっかい児》によって《仮面の称賛者》がタップされてしまうと、
先に土居内のフライヤーに殴り切られてしまうため、
《雲打ち/Cloudthresher(LO)》をプレイせざるを得ない柳迫。
しかし、この2点ですら厳しいライフに追い込まれている。
《雲打ち》を引きずり出すことに成功した土居内は、ここで勝負に出る。
2体の《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》で
柳迫の《雲打ち》と《仮面の称賛者》を奪い取り、一気にライフを削り取ろうとする。
絶対絶命の柳迫は、長考の末に《叫び大口》で《誘惑蒔き》を破壊することを選択。
これは無事解決され、《雲打ち》が帰還する。
こうなると土居内も、迂闊なアタックには行けなくなってしまう。
何度も戦闘フェイズに入ろうとするが、
結局《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LO)》を追加するのみでエンドを宣言する。
次のターン、そんな土居内の目に映ったのは、
X=5で放たれた《不敬の命令/Profane Command(LO)》だった。
Result:柳迫 2-1 土居内
2年前の四国最強位で土居内が優勝したとき、柳迫は出場すらしていなかった。
しかし、それから2年の月日が流れ、柳迫は決勝で土居内に挑戦し、
タイトルを獲得するまでに成長した。
挑戦者であった柳迫だが、これからは四国最強位のタイトルを手にし、
幾多の新鋭の挑戦を受ける立場になるだろう。
最初は誰しも挑戦者だが、
それからの努力で素晴らしいプレイヤーに成長することも出来る。
だから、もしあなたが今はまだ未熟なプレイヤーであっても、諦めずに挑戦して欲しい。
そうすれば、いつか彼のように栄冠を手にすることが出来るだろう。
2007年度 四国最強位は柳迫健太郎。おめでとう。
土居内康弘 - UB Faerie 「フェアリー・マネキン」
6《冠雪の島/Snow-Covered Island(CS)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LO)》
4《地底の大河/Underground River(10E)》
4《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp(CS)》
3《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》
2《涙の川/River of Tears(FS)》
4《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LO)》
4《やっかい児/Pestermite(LO)》
4《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》
4《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
3《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LO)》
3《ウーナの末裔/Scion of Oona(LO)》
2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LO)》
2《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
1《妖精の先触れ/Faerie Harbinger(LO)》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》
4《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》
2《名も無き転置/Nameless Inversion(LO)》
サイドボード
4《思考囲い/Thoughtseize(LO)》
3《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
2《心霊破/Psionic Blast(TS)》
2《根絶/Extirpate(PC)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
柳迫健太郎 - BG Elves 「Beauteus Beater(4911)」
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes(10E)》
4《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace(LO)》
4《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TS)》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PC)》
3《沼/Swamp》
6《森/Forest》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》
4《ボリアルのドルイド/Boreal Druid(CS)》
4《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LO)》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》
4《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》
4《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(10E)》
1《活力/Vigor(LO)》
4《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair(LO)》
4《不敬の命令/Profane Command(LO)》
Sideboard
3《思考囲い/Thoughtseize(LO)》
3《雲打ち/Cloudthresher(LO)》
3《根絶/Extirpate(PC)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
2《眼腐りの終焉/Eyeblight’s Ending(LO)》
2《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(10E)》
05年度四国最強位の栄冠を手にした事もある土居内。高知は元より四国内でも、
様々な大会で優勝経験を持つ強豪である。
今回は挑戦者である柳迫を下し、再び四国最強位の座に就くことが出来るのか?
Game 1
先攻の柳迫は力強くキープを宣言。一方、土居内は初手を確認すると、
中空を見つめて考えた後にマリガン。
マリガン後の手札も即キープとは言えないものの、守りきるプランが立ったのか、
それ以上はマリガンせず。
柳迫の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》から、ゲームはスタート。
そこからテンポよく、《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》とクリーチャーを連打する柳迫。
土居内も《傲慢な完全者》は《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》で打ち消し、
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》想起でカードを求める。
しかし、2枚目の《傲慢な完全者》が場に現れると、
《地底の大河/Underground River(10E)》からしか青マナが供給出来ない不運も重なり、
土居内のライフはみるみる少なくなっていく。
《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》で《熟考漂い》を吊り上げて
《ラノワールのエルフ》と交換するが、
柳迫はさらに《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》を追加して、クロックを緩めない。
カードは大量に引いているの土居内だが、手札を覗いてみると、
土地や《熟考漂い》ばかりで、除去の姿が見当たらない。
仕方なく《熟考漂い》で解決策を探しつつ、ブロッカーを確保するのだが…。
柳迫の手札から《不敬の命令/Profane Command(LO)》が放たれ、
ブロッカーがなぎ払われると、土居内のライフは0に。
土居内のSideboard:
+3《滅び/Damnation(PC)》
+1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
−2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LO)》
−2《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》
柳迫のSideboard:
+3《雲打ち/Cloudthresher(LO)》
+2《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
−4《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair(LO)》
−1《活力/Vigor(LO)》
Game 2
後が無い土居内、先攻という事もあり、満足のいく初手を手に入れたようである。
柳迫はマリガンして、6枚でのスタートとなった。
柳迫が《樹上の村/Treetop Village(10E)》から《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》と続けるが、
ここには土居内の《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》が飛ぶ。
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》想起で手札を補充した土居内は、
柳迫が呼び出した2体の《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(10E)》を、
《名も無き転置/Nameless Inversion(LO)》を連打して一掃。
そして《熟考漂い》を想起して、再び手札を補充する。
その後追加された《裂け目掃き》は《叫び大口/Shriekmaw(LO)》で除去した後に
《樹上の村》と交換される。2枚目の《樹上の村》も、アクティベイトした所で
《やっかい児/Pestermite(LO)》でタップされてしまい、《ボリアルのドルイド》は
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LO)》でカウンターと、
完全に捌き切った形に。こうなると、完全に土居内のペースである。
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》には、
《ウーナの末裔/Scion of Oona(LO)》で単体除去をケアしつつ、
《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》で対処。そして3枚目となる
《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》をプレイし、ハンドアドバンテージをさらに広げる。
柳迫が起死回生となる《雲打ち/Cloudthresher(LO)》をプレイし、
土居内のクリーチャーを壊滅させるが、
返しで満を持しての《滅び/Damnation(PC)》が放たれる。
リセットの隙を突いて《樹上の村》で殴りつつ、
《傲慢な完全者》を追加して土居内のライフを2にまで追い詰めるが、残り2点が遠い。
エンドに《妖精の先触れ/Faerie Harbinger(LO)》で《やっかい児》を積み込まれ、
《傲慢な完全者》には《叫び大口》の金切り声が飛ぶ。
さすがにガス欠に陥った柳迫。もはや《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》と
《ボリアルのドルイド》を並べることしか出来ず。
土居内のフライヤーが襲い掛かると、
《不敬の命令/Profane Command(LO)》を引けなかった柳迫のライフは0に。
Game 3
先攻が柳迫に戻った最終戦。やはりマリガンを選択したのは土居内。
1ゲーム目を彷彿とさせる流れであり、土居内には喜ばしくないムードである。
柳迫が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》から
《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》に繋げるロケットスタート。
土居内も今回は除去を引いており、《叫び大口/Shriekmaw(LO)》を想起でプレイし、
《傲慢な完全者》を墓地に。
3枚目の土地を置き損ねた柳迫は《ボリアルのドルイド/Boreal Druid(CS)》を追加するが、
これまでの試合と比べると、ドローが芳しくないようである。
何とかマナクリーチャー2体から《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》をプレイ。
ドローを進めるが、そこには土地の姿は無い。
これを好機と見た土居内は《滅び/Damnation(PC)》をキャスト。
柳迫からクロックだけでなく、マナソースをも奪い取る。
2マナしかない状態に追い込まれた柳迫。
何とか攻める形にしようと《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》を場に送るが、
土居内は《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》をプレイし、手札を増やしつつブロッカーを確保。
ようやく3枚目の土地を引いた柳迫、クロックを強化しようと《傲慢な完全者》を場に送るが、
これは土居内が《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》で吊り上げた
《叫び大口》で墓地に送り込まれる。
こうなると、いったん守りに入るしかない柳迫。《叫び大口》を想起でプレイし、
《熟考漂い》を墓地に送るが、そんな柳迫をあざ笑うかのように、
土居内の手札からは新たな《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》が現れる。
ドローがドローを呼び、手札が尽きないのがマネキンデッキの特徴でもある。
柳迫、土地を4枚揃えて《裂け目掃き》で《仮面の称賛者》を回収するが、
悠長に回している時間は無さそうである。
アップキープに《やっかい児/Pestermite(LO)》で土地を寝かされるが、
無事5枚目の土地を引き当てて《仮面の称賛者》を場に送る。
この辺りの勝負強さは、さすが決勝まで駒を進めてきたプレイヤーである。
しかし、2体目の《やっかい児》によって《仮面の称賛者》がタップされてしまうと、
先に土居内のフライヤーに殴り切られてしまうため、
《雲打ち/Cloudthresher(LO)》をプレイせざるを得ない柳迫。
しかし、この2点ですら厳しいライフに追い込まれている。
《雲打ち》を引きずり出すことに成功した土居内は、ここで勝負に出る。
2体の《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》で
柳迫の《雲打ち》と《仮面の称賛者》を奪い取り、一気にライフを削り取ろうとする。
絶対絶命の柳迫は、長考の末に《叫び大口》で《誘惑蒔き》を破壊することを選択。
これは無事解決され、《雲打ち》が帰還する。
こうなると土居内も、迂闊なアタックには行けなくなってしまう。
何度も戦闘フェイズに入ろうとするが、
結局《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LO)》を追加するのみでエンドを宣言する。
次のターン、そんな土居内の目に映ったのは、
X=5で放たれた《不敬の命令/Profane Command(LO)》だった。
Result:柳迫 2-1 土居内
2年前の四国最強位で土居内が優勝したとき、柳迫は出場すらしていなかった。
しかし、それから2年の月日が流れ、柳迫は決勝で土居内に挑戦し、
タイトルを獲得するまでに成長した。
挑戦者であった柳迫だが、これからは四国最強位のタイトルを手にし、
幾多の新鋭の挑戦を受ける立場になるだろう。
最初は誰しも挑戦者だが、
それからの努力で素晴らしいプレイヤーに成長することも出来る。
だから、もしあなたが今はまだ未熟なプレイヤーであっても、諦めずに挑戦して欲しい。
そうすれば、いつか彼のように栄冠を手にすることが出来るだろう。
2007年度 四国最強位は柳迫健太郎。おめでとう。
土居内康弘 - UB Faerie 「フェアリー・マネキン」
6《冠雪の島/Snow-Covered Island(CS)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LO)》
4《地底の大河/Underground River(10E)》
4《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp(CS)》
3《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》
2《涙の川/River of Tears(FS)》
4《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LO)》
4《やっかい児/Pestermite(LO)》
4《熟考漂い/Mulldrifter(LO)》
4《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
3《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LO)》
3《ウーナの末裔/Scion of Oona(LO)》
2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LO)》
2《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
1《妖精の先触れ/Faerie Harbinger(LO)》
4《ルーンのほつれ/Rune Snag(CS)》
4《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin(LO)》
2《名も無き転置/Nameless Inversion(LO)》
サイドボード
4《思考囲い/Thoughtseize(LO)》
3《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
2《心霊破/Psionic Blast(TS)》
2《根絶/Extirpate(PC)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LO)》
柳迫健太郎 - BG Elves 「Beauteus Beater(4911)」
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes(10E)》
4《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace(LO)》
4《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TS)》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PC)》
3《沼/Swamp》
6《森/Forest》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》
4《ボリアルのドルイド/Boreal Druid(CS)》
4《裂け目掃き/Riftsweeper(FS)》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LO)》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LO)》
4《仮面の称賛者/Masked Admirers(LO)》
4《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(10E)》
1《活力/Vigor(LO)》
4《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair(LO)》
4《不敬の命令/Profane Command(LO)》
Sideboard
3《思考囲い/Thoughtseize(LO)》
3《雲打ち/Cloudthresher(LO)》
3《根絶/Extirpate(PC)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LO)》
2《眼腐りの終焉/Eyeblight’s Ending(LO)》
2《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(10E)》
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